木造プレカット
プレカットとは、名前の通り「あらかじめ(pre)切断する(cut)」事です。
木材を必要な長さに切断するだけではなく、継ぎ手・仕口の加工まで施して現場へ配送いたします。現場で実施する加工が少なく、加工済みの木材を組み立てるだけなので工期短縮の手助けになるでしょう。仕上がりが均質なのも魅力の1つです。
プレカットについて
1業界初! WEB上で人と人が打合せしながら構造を考えていきます。
マテリアルペディアでは、全ての工程で、人と人のつながりを大切に考えています。遠く離れていても監督様やご担当者様の声を聞きながらWEB上でリアルタイムで打合せを繰り返すことで、ご要望に沿った間違いのないプレカット図面を仕上げるように努めています!
機械加工が主流ですが、加工対応外の複雑な加工や、繊細な加工は、熟練の技術を持った大工が、1本1本手加工で仕上げる加工もご相談ください。
そうして出来上がったプレカットは、現場に一番近いマテリアルペディア提携工場で加工し、現場までお届けします。顔が見えないやり取りだからこそ、お客様に満足して頂けるように精度はもちろん、見た目の美しさにもこだわって仕事します。
※取引ナビで画像を添付し打ち合わせをすることができます。対応ファイル形式:.jpg .png .pdf 最大サイズ:8MB
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マテリアルペディアでは、HSS・カッチン・APSなどの複数の金物工法を取り扱っております。柱・梁全ての仕口が金物となる仕様から、胴差仕口のみ金物を使う仕様まで、それぞれの物件、予算に合わせて、幅広く提案します。
また、住宅はもちろん、アパートや幼稚園、老健施設、店舗などの非住宅木造も多数実績がございますので、ぜひご相談ください。
2工法いろいろ。ご希望やご予算に応じてご相談ください。
「大黒柱・太角柱」をはじめとし「木造トラス」や、「縁起の良い福柱」「梁成評価」「寺社仏閣」などのちょっと変わったプレカットに関わるサービスも、皆様にご提案させて頂いております。こんなことできないの?というご要望を「取引ナビ」からお気軽にお問合せください。
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3プレカットご提案
全国プレカット物流実績(※)のあるマテリアルペディアでは、下記のプレカットがご提案できます。
※ 2017年までのエリア実績:東北~九州まで
在来工法 | 金物工法 (カッチン工法) | 金物工法 (複数メーカー対応) | 金物工法 (APS工法) |
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特徴 | 一般的に広く使われている工法で、日本の気候や温度変化による木の膨らみや木痩せをよく理解した接合方法。 | 基本は在来工法、通し柱の部分のみ特殊金物で接合する工法で、耐震性に心配な断面欠損を解消。 | 複数種類の金物工法があり、接合部の木を極力削らず金物を取付け、木本来の強度を活かす接合方法。 | 無垢材にも使える特殊金物で接合する工法で、デザイン性・耐震性・耐火性等の機能性に優れる。 |
メリット |
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コスト | ◎ 一般的工法であり、金物工法に比べ金物代等もかからない | 〇 通し柱のみ金物なので、金物代等が少なくコストパフォーマンスが良い | △ 金物代等がかかります | △ 金物代等がかかります |
気になる点 | 通し柱の断面欠損が大きい | 一部非対応エリアあり | 無垢に対応できない工法もあり | コスト面 |
在来工法 | |
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特徴 | 一般的に広く使われている工法で、日本の気候や温度変化による木の膨らみや木痩せをよく理解した接合方法。 |
メリット |
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コスト | ◎ 一般的工法であり、金物工法に比べ金物代等もかからない |
気になる点 | 通し柱の断面欠損が大きい |
金物工法 (カッチン工法) |
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特徴 | 基本は在来工法、通し柱の部分のみ特殊金物で接合する工法で、耐震性に心配な断面欠損を解消。 |
メリット |
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コスト | 〇 通し柱のみ金物なので、金物代等が少なくコストパフォーマンスが良い |
気になる点 | 一部非対応エリアあり |
金物工法 (複数メーカー対応) |
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特徴 | 複数種類の金物工法があり、接合部の木を極力削らず金物を取付け、木本来の強度を活かす接合方法。 |
メリット |
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コスト | △ 金物代等がかかります |
気になる点 | 無垢に対応できない工法もあり |
金物工法 (APS工法) |
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特徴 | 無垢材にも使える特殊金物で接合する工法で、デザイン性・耐震性・耐火性等の機能性に優れる。 |
メリット |
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コスト | △ 金物代等がかかります |
気になる点 | コスト面 |
4金物工法(カッチン工法)とは?
1.在来工法プレカット加工の断面欠損を解決したい
1.在来工法プレカット加工の断面欠損を解決したい
- 無垢材でも使用できる接合金物です。 杉・桧・米松等の無垢材で仕様可能。
- 在来工法の断面欠損を少なくします。 在来仕口の三分の一以下の断面欠損に!
- 施工が簡単です。 ドリフトピンの打ち込み、ボルトの締め込み等の作業は一切不要!現場作業を大幅に短縮します。"カッチン"と鳴れば施工は終了!
3つの種類の金物で、梁成:105~360mmまで対応。 お客様は、これまで煩雑だった金物の拾い出しが不要です。無垢対応接合金物は工場にて取り付け、出荷されます。軸組用補助金物は、邸別に現場配送されます。金物一式のセット販売になります。
2.無垢材の接合にも用いることが可能です
金物工法(カッチン工法)の接合部
従来工法の接合部
2.無垢材の接合にも用いることが可能です
現在では多くの金物工法が存在していますが、そのほとんどは、「集成材」のみに対応しており、無垢材の接合には用いることが出来ませんでした。この金物は、一般的な金物と同等な、ドリフトピンによる接合部分と、梁下端受け金物部分などのパーツから構成されており、荷重をそれぞれのパーツで分担して受ける仕組みになっています。ドリフトピンのみに依存していませんので、幅広い材料強度に対応出来るため無垢材でも安心して使うことが出来ます。
5金物工法(APS工法)とは?
1.在来工法の仕口+金物工法のシンプルさ=良いとこどり工法
- 日本の伝統工法である「在来軸組工法」の仕口 “仕口”とは日本の気候や温湿度の変化によって生じる木材の膨らみ・木痩せなどの性質を良く理解した仕組みである反面、仕口を作る際に柱を削るため「木」本来の強度を下げてしまう。
- 部材点数が少なくシンプルな「金物工法」 在来軸組工法での仕口にあたる部分を削らずに金物を取り付け「木」本来の強度を生かすことが出来るが、気候や温湿度の変化による木痩せにより接合部に緩みが生じる場合がある。
金物工法(APS工法)は、この2つの工法の良いところを組み合わせた考え方の工法です。 また、金物設置後も、金物による引き寄せや締め付けの目視管理が出来るので木造躯体組み上げ上棟の際に安全維持確保の最終確認を簡単に行うことが可能です。施工面では従来の「在来軸組工法」に近いため在来軸組工法に熟練した施工者の方であれば必要最小限の施工指導や講習で施工が可能です。
2.接合部の金物が見えず、デザイン性に優れる
金物工法(APS工法)の接合部
従来工法の接合部
2.接合部の金物が見えず、デザイン性に優れる
金物工法(APS工法)は、金物が見えにくい木材への内蔵型金物工法で、木目あらわしの美しい仕上がりを実現できます。
3.耐火性に優れる
金物工法(APS工法)の仕口
従来工法の仕口
3.耐火性に優れる
従来の「金物工法」は、梁に上下のスリットが入る工法が多く、火災の際は高熱により変形した金物になってしまう可能性が高いのですが、APS工法は、燃えシロを含めた材の中心に金物が配置されるため、仮に火災時でも木材が炭化するのみで消防活動が開始されるまでの時間が稼げると共に梁の崩落の危険も避けられます。
4.シンプルで安全な施工方法です
APS工法は、蟻で掛けてからアップルピン(専用金物)を梁成に対して必要な本数差し込み、締め付けてゆきます。 金物の設置後金物をさらに締め付けることが出来ます。 建物の上棟の時、安全確保の意味でも最終締め付け確認とその対処ができます。 上棟時と金物設置工事がほぼ同時に完了します。